沖永良部の純白

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photo: by はっぴ526

一般名・商品名

テッポウユリ 「ひのもと」

英名

Easter Lily

生態系被害防止外来種リスト(2020.11.02改訂)

スクロールできます
収載区分法的対応栽培
なし在来種なし注意点

紹介

 ユリ科ユリ属に属する多年草、学名は Lilium longiflorum で、花季は初夏です。

 テッポウユリは、特にその美しい純白の花と強い芳香で知られ、結婚式や特別な行事にふさわしい花として人気があります。原産地は日本の南西諸島で、「ひのもと」は鹿児島県沖永良部島で改良された品種です。この地域の気候と土壌に適応し、特に美しい花を咲かせるように育てられています。

 花は純白で、長さ20cm程の大きな漏斗状の花を咲かせ、強い芳香が特徴です。葉は濃い緑色で、細長く光沢があります。テッポウユリは、特に蝶や蛾を誘引するため、庭に植えることで生態系にも貢献します。

 育成の注意点としては、日当たりの良い場所を好みますが、真夏の直射日光は避けるべきです。耐寒性はあまり強くないため、寒冷地では冬季の保護が必要です。水はけの良い土壌を好み、過湿には注意が必要です。推奨される鑑賞環境としては、庭植え、鉢植え、切り花として楽しむことができます。その純白の花は、結婚式やイースターの装飾にも人気で、特別な場面を華やかに演出します。

 同じユリ科のカサブランカと比べると、テッポウユリは花が横向きに咲き、香りがより強いのが特徴です。また、カサブランカはオリエンタルハイブリッドと呼ばれる交配種ですが、テッポウユリは原種に近い品種です。「ひのもと」は、沖永良部島で長年かけて改良された、純国産のテッポウユリです。病気に強く、花持ちが良いのが特徴で、その美しさと品質の高さから、贈答用としても人気があります。

 テッポウユリの花言葉は「純潔」「威厳」「無垢」です。その純白の花と凛とした姿から、このような意味が与えられました。日本では古くから神聖な花として扱われ、また欧米ではイースターリリーと呼ばれイースターを象徴する花として親しまれています。

 植え付けは9月から3月が適期で、特に10月から12月が最適です。開花は5月頃ですが、暖地や寒冷地では前後します。球根は生産地で適切な農薬処理がされており、安心して栽培できます。

販売

 福花園種苗 沖永良部島産 鉄砲百合『ひのもと』 5球セット 341479 花色:白

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