マデイラの誇り

echium_cancicans
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一般名・商品名

エキウム・カンディカンス

英名

Pride of Madeira

生態系被害防止外来種リスト(2020.11.02改訂)

スクロールできます
収載区分法的対応栽培
なし外来種なし注意点

紹介

 ムラサキ科シャゼンムラサキ属に属する多年草、学名は Echium candicans で花季は秋です。

 マデイラ島(ポルトガル領)原産の植物で、その雄大な姿から「マデイラの誇り」という英名で親しまれています。

 青紫色の小花が密集した大きな円錐花序を持ち、全体が白い剛毛で覆われているのが特徴です。花には蜜が豊富で、ミツバチを強く引き寄せます。日当たりと水はけの良い場所を好み、耐寒性は-5℃程度です。高温多湿に弱いため、風通しの良い環境で育てることが重要です。

 庭植えやロックガーデンでの栽培に適しており、その巨大な姿は庭の主役となります。鉢植えも可能ですが、大型の鉢が必要です。

 同じムラサキ科のワスレナグサやヒレハリソウとは、青い花を咲かせる点で共通していますが、エキウム・カンディカンスの巨大な草姿は群を抜いています。

 この植物の歴史は、マデイラ島の自然と深く結びついています。19世紀にヨーロッパに紹介されて以来、その独特の姿と美しさで多くの園芸愛好家を魅了してきました。花言葉は「誇り」「雄大さ」「自信」で、その堂々とした姿からきています。興味深いのは、この植物が養蜂業でも注目されていることです。その豊富な蜜は、ニセアカシアに代わる重要な蜜源として評価されており、美しさだけでなく実用性も兼ね備えた植物なのです。

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