バラ園芸種の奥深い世界を探る
バラの園芸品種、いわゆるガーデンローズの世界は、長い歴史と人類の創造性が織りなす壮大な物語です。野生種から始まり、オールドローズを経て現代バラに至るまで、その進化の過程は園芸の歴史そのものを映し出しています。世界には約200種の野生のバラが存在しますが、園芸品種いわゆるガーデンローズは30,000品種以上あると言われています[ 1 ]。ここでは、この奥深いバラの世界を、歴史、分類、代表的な品種を通じて探究しました。
ガーデンローズの歴史:野生種から現代品種へ
- 野生種からの進化:バラは古代から人々に愛され、栽培されてきました。
- オールドローズの時代:18世紀以前から栽培されていた品種群で、一季咲きが主流でした。
- 現代バラの誕生:1867年の「ラ・フランス」の誕生が現代バラの始まりとされています。
「ラ・フランス」は、それまでにない四季咲き性と大輪の花を持つ新しいタイプのバラでした。この特徴を持って現代バラであるハイブリッド・ティーローズの最初の品種とされます。
ガーデンローズの系譜図:バラの由緒を辿る
園芸種の系譜管理は、育種系譜図(Pedigree chart)、交配系譜図(Breeding lineage diagram)と言われる”母親品種 x 父親品種”の相関図で行われてきました。これらの相関図は、植物学的な系統樹(phylogenetic tree)とは異なり、種の進化的関係ではなく、人為的な交配の歴史を示すものです。育種系譜図は、特定の品種がどのような親品種から作られたかを示しています。育種系譜図で表す品種は、通常、バラ属(Rosa)の”種”としては扱われません。これらの多くは、人為的交配によるハイブリッドで、植物学的には品種(cultivar)または栽培品種群(cultivar group)として分類されます。
育種系譜図の一般的な表記法
- 交配:(母親品種 x 父親品種)
例:(Peace x Queen Elizabeth) - 自然交雑や起源が不明な場合:R. x [種名や品種名]
例:R. x centifolia - スポーツ(枝変わり):[元の品種名] sport
例:Climbing Peace (Peace sport) - 実生:[親品種] seedling
例:Peace seedling - 無性繁殖系統:[親品種] clone
接ぎ木などのクローン品種は、元の個体と遺伝的に同一であるため、通常は系譜にそれを表示することはありません。
バミューダ・ミステリー・ローズなど正確な親の特定ができない場合や、複雑な交配の結果である場合は、単に新しい品種名が付けられることもあります。
育種系譜図の管理機関
バラの系譜を管理している主要な国際機関:
- 世界バラ連合(World Federation of Rose Societies, WFRS)
最も権威のある国際的なバラ組織で、バラの品種登録や系譜情報の管理を行っています。 - アメリカバラ協会(American Rose Society, ARS)
北米を中心に活動し、バラの品種登録や系譜情報の管理を行っています。 - 王立園芸協会(Royal Horticultural Society, RHS)
イギリスを拠点とし、バラを含む多くの植物の品種登録や系譜情報を管理しています。
バラ系譜のデータベース
バラの系譜をたどれるデータベース:
- HelpMeFind Roses (HelpMeFind.com)
最も包括的で信頼性の高いオンラインデータベースの一つです。多くのバラ品種の系譜情報を提供しています。 - Modern Roses Database (American Rose Society)
ARSが管理する現代バラのデータベースで、会員向けに詳細な系譜情報を提供しています。 - RHS Horticultural Database
RHSが管理するデータベースで、多くのバラ品種の情報を含んでいます。
分子系統学的研究
現在、バラのDNAマーカーを使用した分子系統学的研究は様々な施設で行われています[ 2 ] [ 3 ] [ 4 ]。また、バラに特化した分子系統学データベースは現時点では存在しませんが、以下のようなリソースがあります:
- GenBank: NCBIが運営する遺伝子配列データベースで、バラの配列データも含まれています。
- Genome Database for Rosaceae (GDR): バラ科植物のゲノム情報を集約したデータベース。
原種バラの分子系統学的分析と比べて、ガーデンローズの複雑な交配歴と雑種性が分析を困難にしています。また、途絶した古い品種のDNAサンプルが入手しがたい場合があります。
主要なガーデンローズの系統:特徴と代表的な108品種
バラの園芸種(ガーデンローズ)の分類法は国際基準があるわけではありません。現在最も採用される分類法が、バラを1. 野生種、2. オールドローズ、3. モダンローズの3つのグループに分類する方法です。後者2つのグループは、交配の系統に従ってさらに細分化されますが、ほとんどのバラの交配種は複雑な系統を持つため、正確な細分化は困難です。また、生育形態や花の形も分類の基準として用いられます。オールドローズもモダンローズも、ほぼすべてのバラにシュラブタイプとつるタイプが存在しますが、遺伝学的に差異はありません。形質としてつるタイプのものは2mから7mに伸展し、四季咲き性があります。つるタイプと下垂性(ランブラー)タイプでは、後者が7mから9mとより長く伸展し、一期咲きの傾向があります。
以下の分類とその略語は、最も一般的に受け入れられている分類法です[ 5 ]。
- Species: 略号 [ Sp ]
和名: 野生種(原種バラ)
自然界に存在する野生のバラ種。原種、原種バラとも呼ばれます。ほとんどが一期咲きです。
原種バラについては、以下を参照してください。
- Old Roses: 略号 [ O ]
和名: オールドローズ
1867年「ラ・フランス」以前の古い品種を指します(「ラ・フランス」は含みません)。野生種を含むこともあります。19世紀に中国の庚申バラが導入されるまでは、ほとんどが一期咲きです。
- Alba: 略号 [ A ]
和名: アルバ
白色や淡いピンクの花を持つ古い品種群(1400年以前)。ガリカとカニナの自然交雑種と言われています。
例:
Maiden’s Blush(1400)
Alba Semiplena
White Rose of York
Alba Semiplena: photo: by Malcolm Manners - Gallica: 略号 [ Per ]
和名: ペルネティアナ
赤や桃色の花を持ち、低木性の品種群。ヨーロッパで古くから栽培されていた品種群です。
例:
Charles de Mills(1790)
Cardinal de Richelieu
Rosa Mundi
Charles de Mills: photo: by Malcolm Manners - Damask: 略号 [ D ]
和名: ダマスク
香りが強く、香水産業でも使用される品種群。ガリカとロサ・フェニキアの自然交雑種と言われています。
例:
Autumn Damask
Ispahan
Madame Hardy
Damask rose: photo: by Amanda Slater - Centifolia: 略号 [ C ]
和名: センチフォリアまたはプロヴァンス
Centifoliaの意味は「百枚花弁」、花弁が多い品種群。ダマスクとアルバの交配種と言われています。
例:
Centifolia
Paul Ricault
Rosa Centifolia: photo by Leonora (Ellie) Enking - Moss: 略号 [ M ]
和名: モス
茎や蕾に苔状の突起を持つ品種群。苔状の突起をこすると森やバルサムの香りがします。ケンティフォリアの枝変わりと言われています。
例:
Common Moss
Mousseline
Alfred de Dalmas
Red Moss Rambler(1990)
Old Moss: photo by VasenkaPhotography - Portland: 略号 [ P ]
和名: ポートランド
四季咲き性を持つ古い品種群(1775年)。最近のDNA分析で、オリジナルのポートランド・ローズには中国系の血統は無く、オータム・ダマスク(マダガスカル・ブルボン島原産)とガリカの系統であることが証明されました。
例:
Portland Rose(1775)
James Veitch
Rose de Rescht
Comte de Chambord
Portland roses: photo by James Dempsey - China: 略号 [ Ch ]
和名: チャイナ
中国原産の低木性品種群。四季咲き性をもたらした品種群として重要です。現代バラの育種に大きな影響を与えました。4つのスタッド・チャイナ「Slater’s Crimson China」(1792年)、「Parsons’ Pink China」(1793年)、ティー・ローズの「Hume’s Blush Tea-scented China」(1809年)、「Parks’ Yellow Tea-scented China」(1824年)の輸入がきっかけです。
例:
Old Blush China
Mutabilis
Cramoisi Superieur
Old Blush China: photo by T.Kiya - Tea: 略号 [ T ]
和名: チャイナ
19世紀に中国からヨーロッパに導入された、中国原産の「庚申バラ」と「月季花」を元に改良された品種群。ティーローズは、中国紅茶を思わせる芳香で、四季咲き性を持つ品種群です。淡い黄色の花を咲かせるアジア原産の大型のつるバラであるRosa chinensisとRosa giganteaの交配種と考えられています。ティーの花形は、いわゆるバラの理想形の原型になっています。19世紀の育苗家たちは、アジア系統品種で理想的な花形であればティー、そうでなければチャイナを付けました。
例:
Mrs Dudley Cross (Paul 1907)
Lady Hillingdon
Maman Cochet
Duchesse de Brabant
Mrs. Foley Hobbs
Mrs Dudley Cross: photo: by Malcolm Manners - Bourbon: 略号 [ B ]
和名: ブルボン
四季咲き性を持つ品種群。オータム・ダマスクとチャイナの交配種と言われています。
例:
Souvenir de la Malmaison(1843)
Louise Odier
Mme. Pierre Oger
Zéphirine Drouhin
Souvenir de la Malmaison: photo by bluefootedbooby - Noisette: 略号 [ N ]
和名: ノワゼット
チャイナとムスクローズの交配によって生まれた耐寒性のつる性品種群です。のちにティーローズの遺伝子が導入され、ティー・ノアゼットがうまれました。
例:
Desprez à fleurs jaunes(1830)
Blush Noisette
Lamarque
Mme. Alfred Carriere
Marechal Niel
Blush Noisette: photo by Malcolm Manners - Hybrid Perpetual: 略号 [ HP ]
和名: ハイブリッド・ペレグリンまたはハイブリッド・パーペチュアル
19世紀に人気だった四季咲き性の品種群。ポートランド、ブルボン、チャイナなどの交配によって生まれた品種群です。チャイナやティーとの戻し交配で四季咲性を獲得しました。
例:
La Reine(1844)
Général Jacqueminot
Ferdinand Pichard
Paul Neyron
Reine des Violettes
La Reine: photo by Rhian - Hybrid Musk: 略号 [ HMusk ]
和名: ハイブリッド・ムスク
1896年に作出された’Aglaia’をもとに、イギリスの育種家ジョセフ・ペンブルトンによって開発された品種群です。ムスクローズの香りと四季咲き性を特徴とし、大きな花房をつけます。時期的にはモダンローズの時期ですが、オールドローズとして扱われます。
例:
Moonlight(1913)
Buff Beauty
Penelope
Moolight: photo by chuck b. - Hybrid Rugosa: 略号 [ Rug ]
和名: ハイブリッド・ルゴサ
ハマナスを元に改良された耐寒性の強い品種群。時期的にはモダンローズの時期ですが、オールドローズとして扱われます。
例:
Blanc Double de Coubert (1893)
Hansa
Roseraie de l’Häy
Blanc Double de Coubert: photo by T.Kiya - Bermuda Mistery Rose: 略号 [ BMR ]
和名: バミューダミステリーローズ
バーミューダで発見された高温多湿に強いバラ群。現在は根絶したオールドローズかその変種と考えられています。系統が不明なため、所有者の名前がバラ名に付きます。
例:
Bermuda’s Anna Olivier
Smith’s Parish
Bermuda’s Anna Olivier: photo by Malcolm Manners
- Alba: 略号 [ A ]
- Modern Roses: 略号 [ MR ] [ 6 ]
和名: モダンローズ
1867年「ラ・フランス」作出以降に作出された新しい品種群(「ラ・フランス」を含みます)。
例: La France(1867)
La France: photo by Patrick Nouhailler- Hybrid Tea: 略号 [ HT ]
和名: ハイブリッド・ティー
現代バラの代表的な品種群。木立性で四季咲き。ティーローズとハイブリッド・パーペチュアルの交配によって生まれた品種群です。
例:
Memoriam(1962)
Peace
Garden Party
Mister Lincoln
Double Delight
Peace: photo by John - Pernetiana: 略号 [ Per ]
和名: ペルネティアナ
古いオーストリアのブライヤー・ローズ(Rosa foetida)の遺伝子を取り入れた品種群です。新しい黄色や橙色の色彩が人気を博しました。ハイブリッド・ティーに吸収されたため、現在は独立した分類として扱われないことが多いです。
例:
Soleil d’Or‘(1900)
Rayon d’Or’
Willowmere
Soleil d’Or’: photo by Jean Weber - Polyantha: 略号 [ Pol ]
和名: ポリアンサ
小輪で房咲きの品種群。フロリバンダの元となった。チャイナとノイゼットの交配によって生まれた品種群です。コンパクトで耐病性に優れ、多花性で今も人気の園芸種です。
例:
Cecile Brunner
Perle d’Or
Pink Fairy
Red Fairy
The Fairy: photo: by F. D. Richards - Floribunda: 略号 [ F or FL ]
和名: フロリバンダ
房咲きの四季咲き品種群。ポリアンサとハイブリッド・ティーの交配によって生まれた品種群です。 ハイブリッド・ティーとの違いは、房咲きでややコンパクトになることです。
例:
Anne Harkness
George Burns
Iceberg
Gene Boerner
Iceberg: photo: by Yoko Nekonomania - Grandiflora: 略号 [ Gr ]
和名: グランドフロラ
ハイブリッド・ティーとフロリバンダの戻し交配で作られた、中間的特徴を持つ品種群。花はハイブリッド・ティーのように大きく、フロリバンダのように房咲きになる品種群です。
例:
Rock & Roll
Tournament of Roses
Pink Flamingo
Queen Elizabeth
Queen Elizabeth: photo by Malcolm Manners - Miniature: 略号 [ Min ]
和名: ミニチュア
小型の品種群。小さな花と葉を持つ品種群です。スイスで発見された ‘Rouletti’に由来します。
例:
Rouletti
Meillandine
Petite de Hollande
Cupcake
Scentsational
Tropical Twist
Miniature roses: photo by T.Kiya - Climbing roses: 略号 [ CL ]
和名: つるバラ
つる性品種全般を示す接頭辞であり、単独の分類ではありません。オールドローズもモダンローズも、ほぼすべてのバラにシュラブタイプとつるタイプが存在しますが、遺伝学的に差異はありません。形質としてつるタイプのものは2から7mに伸展し、四季咲き性があります。つるタイプと下垂性(ランブラー)タイプでは、後者が7から9mとより長く伸展し、一期咲きである傾向があります。 - Large-flowered Climber: 略号 [ LCl ]
和名: 大輪つる性
大輪の花をつけるつる性品種群。ハイブリッド・ティーやフロリバンダの枝変わりで生まれた品種が多いです。 - Climbing Hybrid Tea: 略号 [ CLHT ]
和名: つる性ハイブリッド・ティー
ハイブリッド・ティーの枝変わり。
例:
Zéphirine Drouhin(1868)
Peggy Martin Rose
Climbing Peace
Zéphirine Drouhin: photo: by Linda - Climbing Floribunda: 略号 [ CLFもしくはCLFL ]
和名: つる性フロリバンダ
フロリバンダの枝変わり。 - Climbing Miniatur: 略号 [ CLMin ]
和名: つる性ミニチュア
ミニチュアの枝変わり。 - Rambler: 略号 [ R or Ram ]
和名: ランブラー
長くしなやかな枝を持つつる性の品種群。一季咲きが多いですが、近年は四季咲きの品種も出てきています。
例:
American Pillar
Blaze
Rosa filipes Kiftsgate
American Pillar: photo by Malcolm Manners - Shrub: 略号 [ S or Sh ]
和名: シュラブ
灌木状の成長をする品種群。樹形が多様で、特定の系統に属さない品種群です。
例:
Molineux - English Roses: 略号 [ ER ]
和名: イングリッシュローズ/ デビッド・オースチン
デビッド・オースチンが開発したオールドローズの雰囲気を持つ四季咲き性品種シリーズ。オールドローズの香りや花形を現代バラの四季咲き性と組み合わせた品種群です。
例:
Abraham Darby(1985)
Charles Austin
Graham Thomas
Mary Rose
Tamora
Wife of Bath
Graham Thomas: photo: by k yamada - Canadian Hardy: 略号 [ CH ]
和名: カナダ耐寒性
カナダ農務省が開発した、極寒に耐える品種群です。ロサ・ルゴサやカナダの原種ロサ・アルカンサナとの交配から生まれました。’Explorer’シリーズと’Parkland’シリーズが有名です。
例:
Thérèse Bugnet(1950)
Henry Hudson
Martin Frobisher
Jens Munk(1974)
Henry Hudson (1976)
John Cabot (1978)
John Davis (1986)
Captain Samuel Holland (1992)
Thérèse Bugnet: photo by Alvin Kho - Landscape Roses: 略号 [ LS ]
和名: 修景またはランドスケープ
庭園や公共空間の景観用に開発された品種群。病気に強く、手入れが比較的容易な品種が多いです。
例:
Modern Centennial
Morden Sunrise
Winnipeg Parks
Cuthbert Grant
Avon(1992)
Morden Sunrise: photo by Sharon Mollerus - Patio: 略号 [ Pat ]
和名: パティオローズまたはミニフロリバンダ
小さな庭やテラス、コンテナに適したコンパクトなバラの品種群です。フロリバンダとミニチュアの中間的な特徴を持ちます。
例:
Open Arms (1995)
Nathalie Nypels
Baby Faurax
Sweet Dream
Open Arms: photo by T.Kiya
- Hybrid Tea: 略号 [ HT ]
園芸種分類が不明な場合、多くは交配不明のハイブリッド種です。遺産バラも交配不明が多く、ここでは園芸種分類[ – ]と記述しています。
まとめ
ガーデンローズの歴史は、人類の美への追求と自然との対話の歴史でもあります。野生種から始まり、オールドローズの時代を経て、1867年の「ラ・フランス」誕生を機に現代バラの時代へと移行しました。その過程で、バラは四季咲き性や多様な花色、形態を獲得し、今日では30,000品種以上が存在するまでに至りました。
バラの分類は複雑で、野生種、オールドローズ、モダンローズの大きな3つのカテゴリーに分けられ、さらに細かく分類されます。各分類には独自の特徴があり、アルバ、ガリカ、ダマスクなどのオールドローズから、ハイブリッド・ティー、フロリバンダなどのモダンローズまで、多様な品種群が存在します。この多様性は、バラ愛好家や育種家たちの情熱と努力の結晶であり、今後も新たな品種が生み出され続けると思います。ガーデンローズの世界は、過去の遺産を大切にしながら、常に新しい美と可能性を追求し続ける、まさに生きた芸術と言えます。
用語説明:
- 育種系譜図: 園芸品種の親子関係を示す図。品種間の交配履歴を表現する。
- 分子系統学: DNAなどの分子情報を用いて生物の進化系統を解明する学問分野。
- スポーツ: 植物の枝変わりのこと。元の品種と遺伝的に同一だが、突然変異により異なる特徴を持つ。
- 四季咲き性: 一年を通じて複数回開花する性質。
- ハイブリッド: 異なる品種や種の交配によって生まれた個体。
- クローン: 無性生殖によって作られた、遺伝的に同一の個体。
- アルカロイド: 植物などに含まれる窒素を含む有機化合物の総称。多くのアルカロイドは薬理作用を持つ。
- DNA分析: 生物のDNA配列を調べることで、遺伝的特徴や系統関係を明らかにする手法。
- 耐寒性: 寒冷な気候に耐える能力。
- 房咲き: 複数の花が集まって咲く様子。
参考文献:
[ 4 ]: Comparative analysis of the chloroplast genomes of Rosa species and RNA editing analysis
[ 5 ]: wikipedia Garden Roses
[ 6 ]: Exploring Complex Ornamental Genomes: The Rose as a Model Plant