一般名・商品名
オキザリス・セヌルア、オオキバナカタバミ 「バミューダバターカップ」
英名
Bermuda Buttercup
生態系被害防止外来種リスト(2020.11.02改訂)
収載 | 区分 | 法的対応 | 栽培 |
---|---|---|---|
あり | その他の総合対策外来種 | なし | 注意点 |
紹介
カタバミ科カタバミ属の多年生球根植物。学名は Oxalis pes-capraeで、開花期は冬から春にかけてです。南アフリカ原産ですが、現在は世界中の温暖な地域に帰化しています。
明るい黄色の花を咲かせ、かすかなレモンのような香りがします。花は5枚の花弁を持ち、直径2-3cmほどです。草丈は50cmほどに及ぶことがあります。葉は3枚の小葉からなる三出複葉で、クローバーに似ています。葉には特徴的な斑点を認めます。
重要:環境省の”その他の総合対策外来種”に指定されています。繁殖力が非常に強く、いったん定着すると駆除が困難なため、栽培には細心の注意が必要です。
日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。耐寒性は比較的弱く、最低気温5℃以下になる地域では冬季の保護が必要です。乾燥に強いですが、過湿には弱いので水はけの良い土壌で育てます。
鉢植えでの栽培が推奨されます。庭への植え付けは、在来種への影響を考慮し、避けるべきです。
カタバミ科の植物は、葉が光に反応して開閉する性質があります。オキザリス・セヌルアも日没時に葉を閉じる就眠運動を行います。
オキザリス・セヌルアは、その美しい黄色い花から「バミューダバターカップ」の愛称で知られています。しかし、その魅力的な外見とは裏腹に、多くの国で侵略的外来種として問題視されています。日本でも、特に西日本の温暖な地域で野生化が進んでおり、在来の生態系への影響が懸念されています。
花言葉は「陽気」「明るい未来」ですが、その一方で「警戒」という意味も含まれています。これは、その美しさと同時に、管理を誤ると環境に悪影響を及ぼす可能性があることを示唆しているようです。
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