カッパドキアの青い星

一般名・商品名

オンファロデス・カッパドキカ

英名

Cappadocian navelwort

生態系被害防止外来種リスト（2020.11.02改訂）

収載	区分	法的対応	栽培
なし	外来種	なし	注意点

紹介

　ムラサキ科オンファロデス属に属する多年草、学名は Omphalodes cappadocica で花季は春です。

トルコの森林地帯が原産地で、日陰を好む地被植物として人気があります。

　明るい青色の花に白い中心部があり、わすれな草に似た花を咲かせます。葉は常緑で、やや毛羽立った楕円形です。耐寒性があり、湿った日陰を好みます。日本の気候にも適応しやすく、庭園や鉢植えでの栽培が可能です。森林の下草や岩庭、シェードガーデンなど、日陰の地被植物として最適です。また、鉢植えでも美しく育ちます。

　同じムラサキ科のヤマルリソウ（Omphalodes krameri）は日本の固有種で、オンファロデス・カッパドキカと似た青い花を咲かせますが、より小型で繊細な印象があります。

　オンファロデス属の植物は、古代ギリシャ語で「へそ形」を意味する名前を持ち、これは果実の形状に由来します。カッパドキカという種名は、原産地であるトルコのカッパドキア地方に因んでいます。この植物は、その美しい青い花と丈夫な性質から、イギリスの王立園芸協会からガーデンメリット賞を受賞しています。日本では、その青い花から「青い瞳」という花言葉が付けられることがあります。一方、日本固有種のヤマルリソウは「清らかな愛」という花言葉を持ち、両者ともに純粋で美しいイメージを持つ花として親しまれています。

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