トロピカルな甘美

caricaceae
Caricaceae: photo by nannzi

一般名・商品名

パパイヤ

英名

Papaya

生態系被害防止外来種リスト(2020.11.02改訂)

スクロールできます
収載区分法的対応栽培
なし外来種なし注意点

紹介

 アブラナ目パパイア科パパイア属に属する常緑多年草、学名はCarica papayaで、花季は年中です。主に熱帯・亜熱帯地域原産で、現在は世界中の温暖な地域で栽培されています。

 パパイヤの花は非常に魅力的で、アブラナ目の特徴をよく表しています。雌花は淡黄色で、5枚の花弁が星型に開き、中心に雌しべがあります。雄花はより小さく、細長い花序に多数の花をつけます。これらの花の構造は、アブラナ目の他の植物、例えばキャベツやブロッコリーの花と共通点があります。どちらも4枚の花弁を持ち、雌しべと雄しべの配置が似ています。

 果実は大きく、楕円形で黄緑色から黄橙色に熟します。果肉は鮮やかなオレンジ色で、甘くジューシーな味わいが特徴です。葉は大きく、掌状に深く切れ込んでおり、熱帯植物らしい存在感があります。

 パパイヤは暖かい気候を好み、寒さに弱いため、日本では主に鉢植えでの栽培が一般的です。十分な日光と水はけの良い土壌が必要で、肥沃な土壌で育てると良好な生育が期待できます。耐寒性はやや弱く、6度以下になると生育に影響が出るため、寒冷地では冬季の保護が必要です。

 鉢植えでのベランダガーデニングや、温室での栽培が推奨されます。その独特の姿と大きな葉は、トロピカルな雰囲気を演出するのに最適です。

 アブラナ目の植物としてパパイヤは、キャベツやカブ、ダイコンなどの野菜とも遠縁の関係にあります。しかし、パパイヤは果実を食用とする点で、これらの野菜とは大きく異なります。また、パパイヤの木質化しない茎は、アブラナ目の中でも特徴的です。

 パパイヤには興味深い歴史があります。古代マヤ文明では「生命の樹」として崇められ、果実だけでなく、葉や茎も含めて植物全体が薬用として利用されていました。特に、パパイヤに含まれるパパインという酵素は、タンパク質分解作用があり、消化を助けるとされています。また、コロンブスがアメリカ大陸を発見した際、パパイヤを「天国の果実」と呼んだという逸話も残っています。

 花言葉は「燃える思い」「純愛」で、その情熱的な色合いと甘美な味わいがこの言葉の由来となっています。南国の陽光を浴びて育つパパイヤは、まさに太陽の恵みそのものといえるでしょう。

オレンジ色 #エキゾチック #トロピカルガーデニング #果樹 #常緑多年草

販売

石垣珊瑚パパイヤ 10.5~12cmポット メリクロン苗【品種で選べる果樹苗/1個売り】学名:Carica papaya/パパイヤ科パパイヤ属 非耐寒性常緑中低木/原産地:沖縄県石垣市/別名:石垣島フルーツパパイヤ●平均糖度が13.8度と高く、非常に濃厚な甘みが特徴で、パパイヤ独特の匂いを抑えた食べやすさと、種と繊維質がほとんどなくて、とても食べやすいので、贈答品としても需要がある品種です。【※出荷タイミングにより、苗の大きさは多少大きくなったり小さくなったりしますが、生育に問題が無い苗を選んで出荷します。植物ですので多少の葉傷み等がある場合もございますが、あらかじめ、ご了承下さい】

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