一般名・商品名
スノーインサマー、フラックスリーフペーパーバーク
英名
Snow in summer, Flax leaved paperbark
生態系被害防止外来種リスト(2020.11.02改訂)
収載 | 区分 | 法的対応 | 栽培 |
---|---|---|---|
なし | 外来種 | なし | 注意点 |
紹介
フトモモ科メラレウカ属に属する常緑小高木。学名はMelaleuca linariifoliaです。開花期は晩春から夏です。
原産地は東オーストラリアのクイーンズランド州からニューサウスウェールズ州にかけての沿岸部、主にヒース(荒れ地)や乾燥したユーカリの森に自生し、水辺や湿地の近くで見られます。
花は白色から乳白色で、枝先に穂状に咲き、芳香があります。開花期には樹全体が花で覆われ、まるで雪をかぶったように見えることから「スノーインサマー」という名がつきました。葉は細長く、線形または披針形で、樹皮は特徴的な白色または乳白色の紙のような質感を持っています。
スノーインサマーは、耐乾性、耐湿性、耐寒性に優れており、比較的育てやすい植物です。日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。水はけの良い土壌を好みますが、湿った土壌にも適応します。成長も早く、年間30~60cmほど伸びます。
庭園や公園の植栽、街路樹、スクリーン、防風林など、様々な用途に利用できます。小型の品種はコンテナ栽培にも適しています。
フトモモ科には、ユーカリ、ブラシノキ、ギンバイカなど、多くの魅力的な植物が含まれます。これらの植物は、精油を豊富に含むことが特徴で、アロマテラピーや医療分野で利用されています。スノーインサマーも、ティーツリーオイルの主成分であるテルピネン-4-オールを多く含み、代替源として注目されています。
オーストラリアの先住民アボリジニは、スノーインサマーを「ブジュール」と呼び、古くから薬用や道具の材料として利用してきました。葉を煎じて咳や風邪の治療薬として飲んだり、樹皮をカヌーや容器の材料にしたりしていました。また、花は儀式や祭事にも用いられました。純白の花は清らかさの象徴とされ、結婚式などの祝い事にも用いられることもあります。花言葉は「清潔」「純粋」です。
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販売
メラレウカ ティーツリー 苗 【スノーインサマー】 5号ポット苗