160品種の魅力を解説：あふれ咲く、こぼれ咲く、競い咲く、立体的な演出を
オールドローズから現代バラまで、160品種の特徴を表にまとめました。芳香が強いバラ、一重のバラ、面白い花色などどのバラも個性に富んでいます。バラ同士または他の花と、あふれこぼれ競い咲くように、いわゆる乱れ咲く状態を演出してみましょう。バラには様々な樹形があり、適材適所で活用できます。建物の境界や石垣でも、つる性のバラやランブラーを、壁に這わせたり石垣から垂らしたり空間を演出できます。ランブラーを含めたつる性のバラは、頂芽優勢が弱く垂れた枝先にも花を付けます。また、何度でも繰り返して咲く四季咲性のバラもあります。日影で凛と咲くピンクの一重のバラも目を引きます。あのバラこのバラと頭の中にローズガーデンを組み立ててみるのも、楽しいひと時です。
ガーデンローズ160品種の特徴
*1 花色； W: white, B: blue-purple, Y: yellow, O: orange, P: pink, R: red, Z: bi-color
*2 樹形； S: shrub, CL: climbing, R: rambler, Min: miniature
おすすめ芳香のバラ10選
バラの魅力の一つは、その豊かな香りです。この項目では、特に芳香が強く、魅力的な香りを放つ10種類のバラを紹介します。それぞれの香りの特徴や、栽培のポイントなども併記しました。香り豊かなバラ園作りの参考にしてください。
1) ダマスク・ローズ (Damask Rose)
和名: ダマスクローズ
英名: Damask Rose
学名: Rosa × damascena
園芸種分類: [ D ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。オールドローズの特性を理解する必要がある。
- 花の色や形: ピンクの半八重咲き。花径は8-10cm。
- 香り: 非常に強い甘い香り。香水の原料としても有名。
- 病気や害虫への耐性: 比較的強い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 一季咲きなので、剪定のタイミングに注意が必要。香りを楽しむために、風通しの良い場所に植えるとよい。
2) マダム・アルフレッド・キャリエール (Madame Alfred Carrière)
和名: マダム・アルフレッド・キャリエール
英名: Madame Alfred Carrière
学名: Rosa ‘Madame Alfred Carrière’
園芸種分類: [ N ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。つるバラの中では育てやすい。
- 花の色や形: 白色からクリーム色の大輪花。花径は10-12cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 比較的強い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: つるバラなので、支柱やフェンスが必要。香りを楽しむために、風通しの良い場所に植えるとよい。
3) ジュビリー・セレブレーション (Jubilee Celebration)
和名: ジュビリー・セレブレーション
英名: Jubilee Celebration
学名: Rosa ‘Aushunter’
園芸種分類: [ ER ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。イングリッシュローズの中では育てやすい部類。
- 花の色や形: サーモンピンクの大輪花。花径は10-12cm。
- 香り: フルーティーな強い香り。
- 病気や害虫への耐性: 比較的強い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 花が重いので、支柱を立てると良い。香りを楽しむために、風通しの良い場所に植えるとよい。
4) ムンステッド・ウッド (Munstead Wood)
和名: ムンステッド・ウッド
英名: Munstead Wood
学名: Rosa ‘Ausbernard’
園芸種分類: [ ER ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。イングリッシュローズの特性を理解する必要がある。
- 花の色や形: 深い赤紫色の大輪花。花径は10-12cm。
- 香り: 強い古典的なオールドローズの香り。
- 病気や害虫への耐性: 平均的。定期的な管理が必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 日陰に弱いので、日当たりの良い場所に植える。香りを楽しむために、風通しの良い場所を選ぶ。
5) ブルー・ムーン (Blue Moon)
和名: ブルー・ムーン
英名: Blue Moon
学名: Rosa ‘Blue Moon’
園芸種分類: [ ER ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。一般的なバラと同程度の管理が必要。
- 花の色や形: ラベンダー色の大輪花。花径は10-12cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 平均的。定期的な管理が必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 青色のバラは珍しいので、色を楽しむために適切な肥料管理が重要。香りを楽しむために、風通しの良い場所に植えるとよい。
6) ダブル・ディライト (Double Delight)
和名: ダブル・ディライト
英名: Double Delight
学名: Rosa ‘Andeli’
園芸種分類: [ HT ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。一般的なバラと同程度の管理が必要。
- 花の色や形: クリーム色の地に赤い縁取りがある大輪花。花径は12-14cm。
- 香り: 非常に強いスパイシーな香り。
- 病気や害虫への耐性: 平均的。定期的な管理が必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 花色の変化を楽しむために、日当たりの良い場所に植える。香りを楽しむために、風通しの良い場所を選ぶ。
7) パパ・メイアン (Papa Meilland)
和名: パパ・メイアン
英名: Papa Meilland
学名: Rosa ‘Papa Meilland’
園芸種分類: [ HT ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。一般的なバラと同程度の管理が必要。
- 花の色や形: 深い赤色の大輪花。花径は12-14cm。
- 香り: 非常に強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 平均的。定期的な管理が必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 大輪花を支えるため、支柱を立てると良い。香りを楽しむために、風通しの良い場所に植えるとよい。
8) シャルル・ド・ミルズ (Charles de Mills)
和名: シャルル・ド・ミルズ
英名: Charles de Mills
学名: Rosa ‘Charles de Mills’
園芸種分類: [ G ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。オールドローズの特性を理解する必要がある。
- 花の色や形: 深い紫がかった赤の八重咲き。花径は8-10cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 平均的。定期的な管理が必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 一季咲きなので、剪定のタイミングが重要。また、古い枝を定期的に更新する必要がある。香りを楽しむために、風通しの良い場所に植えるとよい。
9) マダム・イザーク・ペレール (Madame Isaac Pereire)
和名: マダム・イザーク・ペレール
英名: Madame Isaac Pereire
学名: Rosa ‘Madame Isaac Pereire’
園芸種分類: [ B ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 難しい。病気に弱く、特別な管理が必要。
- 花の色や形: 深いピンクの大輪花。花径は12-15cm。
- 香り: 非常に強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 弱い。特に黒星病に注意が必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 病気予防のための適切な剪定と薬剤管理が不可欠。また、強い香りを楽しむための適切な場所選びが重要。
10) ゲルブ・ダゴベール (Gelbe Dagoberta)
和名: ゲルブ・ダゴベール
英名: Gelbe Dagoberta
学名: Rosa ‘Gelbe Dagoberta’
園芸種分類: [ – ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。一般的なバラと同程度の管理が必要。
- 花の色や形: 黄色の大輪花。花径は10-12cm。
- 香り: 強いレモンの香り。
- 病気や害虫への耐性: 平均的。定期的な管理が必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 黄色を保つために、適切な肥料管理が重要。香りを楽しむために、風通しの良い場所に植えるとよい。
おすすめ一重のバラ11選
一重咲きのバラは、その素朴な美しさと自然な風合いで人気があります。この項目では、特におすすめの一重咲きバラ11種を紹介します。それぞれの特徴や栽培のコツ、庭園での活用法などを解説し、一重咲きバラの魅力を探ります。
1) サリー・ホームズ (Sally Holmes)
和名: サリー・ホームズ
英名: Sally Holmes
学名: Rosa ‘Sally Holmes’
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 育てやすい。丈夫で育てやすい。
- 花の色や形: 白色からクリーム色の一重咲き。花径は7-9cm。
- 香り: 軽い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 非常に強い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: つるバラとしても育てられるので、支柱やフェンスを用意すると良い。
2) ダイナ (Dainty Bess)
和名: ダイナ
英名: Dainty Bess
学名: Rosa ‘Dainty Bess’
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。一般的なバラと同程度の管理が必要。
- 花の色や形: 淡いピンクの一重咲き。中心に赤い雄しべが目立つ。花径は7-9cm。
- 香り: 軽い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 平均的。定期的な管理が必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 花がらつみを行うと、長く開花を楽しめる。
3) ムタビリス (Mutabilis)
和名: ムタビリス
英名: Mutabilis
学名: Rosa chinensis ‘Mutabilis’
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。独特の成長パターンを理解する必要がある。
- 花の色や形: 黄色から橙、赤へと変化する一重咲き。花径は5-7cm。
- 香り: ほとんどない。
- 病気や害虫への耐性: 比較的強い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 色の変化を楽しむために、適切な日照管理が必要。また、大きく成長するため、空間管理が重要。
4) アルバ・セミプレナ (Alba Semiplena)
和名: アルバ・セミプレナ
英名: Alba Semiplena
学名: Rosa ‘Alba Semiplena’
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 育てやすい。オールドローズの中では比較的育てやすい。
- 花の色や形: 純白の一重咲きから半八重咲き。花径は7-9cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 非常に強い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 一季咲きなので、剪定のタイミングに注意が必要。
5) ロサ・ガリカ・オフィシナリス (Rosa Gallica Officinalis)
和名: ロサ・ガリカ・オフィシナリス
英名: Apothecary’s Rose
学名: Rosa gallica var. officinalis
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。古代種の特性を理解する必要がある。
- 花の色や形: 深紅の半八重咲き。花径は6-8cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 比較的強い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 一季咲きなので、剪定のタイミングが重要。また、古代種の特性を活かした自然な成長を促す管理が求められる。
6) ウェディングデイ (Wedding Day)
和名: ウェディングデイ
英名: Wedding Day
学名: Rosa ‘Wedding Day’
園芸種分類: [ Ram ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。丈夫で成長が早い。
- 花の色や形: 小輪の白色の一重咲きの花が大きな房になって咲く。花径は3-4cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 強い。病気にかかりにくい。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 適切な剪定と誘引が必要。大きく成長するので十分なスペースが必要。
7) ヒアワサ (Hiawatha)
和名: ヒアワサ
英名: Hiawatha
学名: Rosa ‘Hiawatha’
園芸種分類: [ Ram ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。丈夫で成長が早い。
- 花の色や形: 小輪の濃いピンク色の花が大きな房になって咲く。花径は3-4cm。
- 香り: わずかな香り。
- 病気や害虫への耐性: 強い。病気にかかりにくい。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 適切な剪定と誘引が必要。支柱やアーチなどの設置が望ましい。
8) ロサ・モスカータ (Rosa Moschata)
和名: ロサ・モスカータ
英名: Musk Rose
学名: Rosa moschata
園芸種分類: [ – ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。野生種の特性を理解する必要がある。
- 花の色や形: 白色の小輪花が房状に咲く。花径は3-4cm。
- 香り: 強いムスクの香り。
- 病気や害虫への耐性: 非常に強い。
- 上級者向けのポイント: 大きく成長するため、適切な空間管理が必要。また、野生種の特性を活かした自然な剪定が求められる。
9) キュー・ランブラー (Kew Rambler)
和名: キュー・ランブラー
英名: Kew Rambler
学名: Rosa ‘Kew Rambler’
園芸種分類: [R]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい
- 花の色や形: ピンクの小輪花。花径は約3-4cm
- 香り: 軽い香り
- 病気や害虫への耐性: 良好
- 初心者が気をつけるべきポイント: つるを誘引する支柱や棚が必要。強剪定は避ける
10) ノゾミ (Nozomi)
和名: ノゾミ
英名: Nozomi
学名: Rosa ‘Nozomi’
園芸種分類: [ Cl ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。丈夫で成長が早い。
- 花の色や形: 小輪の白色の花が房になって咲く。花径は2-3cm。
- 香り: ほとんど無香。
- 病気や害虫への耐性: 強い。病気にかかりにくい。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 支柱やフェンスなどの誘引物が必要。
11) バレリーナ (Ballerina)
和名: バレリーナ
英名: Ballerina
学名: Rosa ‘Ballerina’
園芸種分類: [ HMsk ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 非常に育てやすい。丈夫で成長が早い。
- 花の色や形: 小輪のピンク色の一重咲きの花が大きな房になって咲く。花径は3-4cm。
- 香り: 軽い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 非常に強い。ほとんど病気にかからない。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 適度な剪定が必要。過剰な肥料は避ける。
おすすめのツルバラ・ランブラー10選
ツルバラやランブラーは、その壮大な成長と豊かな花付きで、庭に劇的な効果をもたらします。この項目では、特におすすめの10種を紹介し、それぞれの特徴や栽培方法、活用法などを考察します。
1) Zéphirine Drouhin (ゼフィリーヌ・ドルーアン)
和名: ゼフィリーヌ・ドルーアン
英名: Zéphirine Drouhin
学名: Rosa ‘Zéphirine Drouhin’
園芸種分類: [ B ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。耐陰性があり、北向きの壁面でも育つ。
- 花の色や形: 明るいピンク色の半八重咲き。花径は8-10cm程度。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 病気に対する耐性が比較的高い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: つるバラなので、支柱や壁面などの誘引場所が必要。トゲがほとんどないので扱いやすい。
2) アルベリックバルビエ (Albéric Barbier)
和名: アルベリック・バルビエ
英名: Albéric Barbier
学名: Rosa ‘Albéric Barbier’
園芸種分類: [ Ram ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。丈夫で成長が早い。
- 花の色や形: 中輪のクリーム色の花が房になって咲く。花径は7-8cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 強い。病気にかかりにくい。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 適切な剪定と誘引が必要。大きく成長するので十分なスペースが必要。
3) ウェディングデイ (Wedding Day)
和名: ウェディングデイ
英名: Wedding Day
学名: Rosa ‘Wedding Day’
園芸種分類: [ Ram ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。丈夫で成長が早い。
- 花の色や形: 小輪の白色の一重咲きの花が大きな房になって咲く。花径は3-4cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 強い。病気にかかりにくい。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 適切な剪定と誘引が必要。大きく成長するので十分なスペースが必要。
4) フランソワジュランビル (François Juranville)
和名: フランソワ・ジュランビル
英名: François Juranville
学名: Rosa ‘François Juranville’
園芸種分類: [ Ram ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。丈夫で成長が早い。
- 花の色や形: 中輪のピンク色の花が房になって咲く。花径は6-7cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 強い。病気にかかりにくい。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 適切な剪定と誘引が必要。大きく成長するので十分なスペースが必要。
5) フィリス・バイド (Phyllis Bide)
和名: フィリス・バイド
英名: Phyllis Bide
学名: Rosa ‘Phyllis Bide’
園芸種分類: [ Ram ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい
- 花の色や形: 淡いピンクと黄色の混色の小輪花。花径は約3-4cm
- 香り: 軽い香り
- 病気や害虫への耐性: 良好
- 初心者が気をつけるべきポイント: つるを誘引する支柱や棚が必要。四季咲き性がある
6) マダム・アルフレッド・カリエール (Madame Alfred Carrière)
和名: マダム・アルフレッド・カリエール
英名: Madame Alfred Carrière
学名: Rosa ‘Madame Alfred Carrière’
園芸種分類: [ N ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。強健で成長が早い。
- 花の色や形: クリーミーホワイトの大輪。花径は10-12cm程度。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 病気にはやや強いが、適切な管理が必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: つるバラなので、支柱や誘引が必要。冬季剪定は控えめに。
7) キフツゲート (Kiftsgate)
和名: キフツゲート
英名: Kiftsgate Rose
学名: Rosa filipes ‘Kiftsgate’
園芸種分類: [ Ram ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 非常に強健で、育てやすい。急速に成長する。
- 花の色や形: 小さな白い一重咲きの花が大量に咲く。花径は2-3cm程度。
- 香り: 軽い甘い香りがある。
- 病気や害虫への耐性: 病気や害虫に強い耐性がある。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 非常に大きく成長するため、十分なスペースを確保すること。定期的な剪定が必要。
8) クライミング・ピース (Climbing Peace)
和名: クライミング・ピース
英名: Climbing Peace
学名: Rosa ‘Climbing Peace’
園芸種分類: [ CL ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすいが、つるバラとしての管理が必要。
- 花の色や形: 黄色がかったクリーム色の大輪花。花径は12-15cm程度。
- 香り: 中程度の甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 比較的強いが、定期的な管理は必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 適切な誘引と剪定が重要。冬季の防寒対策も必要。
9) レッド・モス・ランブラー (Red Moss Rambler)
和名: レッド・モス・ランブラー
英名: Red Moss Rambler
学名: Rosa ‘Red Moss Rambler’
園芸種分類: [ Ram ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: やや難しい。経験者向け。
- 花の色や形: 深紅色の小輪花。花径は3-4cm程度。苞や萼にコケのような毛が生える。
- 香り: 中程度のモスローズ特有の香り。
- 病気や害虫への耐性: うどんこ病にやや弱い傾向がある。
- 初心者が気をつけるべきポイント: つるを誘引する支柱や棚が必要。適度な通気性を確保すること。
10) ムーンライト (Moonlight)
和名: ムーンライト
英名: Moonlight
学名: Rosa ‘Moonlight’
園芸種分類: [ Cl ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。つるバラの中では管理が容易。
- 花の色や形: クリーミーホワイトの大輪。花径は10-12cm程度。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 比較的強い。特にうどんこ病への耐性が高い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 支柱やフェンスなどの誘引構造物が必要。開花後の剪定が重要。
おすすめのバイカラー 4選
バイカラーのバラは、その独特の色彩で庭に華やかさと個性をもたらします。この項目では、特に魅力的な4種のバイカラーバラを紹介し、それぞれの特徴や栽培のポイント、庭でのデザイン活用法などを提案します。
1) ムタビリス (Mutabilis)
和名: ムタビリス
英名: Mutabilis
学名: Rosa chinensis ‘Mutabilis’
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。独特の成長パターンを理解する必要がある。
- 花の色や形: 黄色から橙、赤へと変化する一重咲き。花径は5-7cm。
- 香り: ほとんどない。
- 病気や害虫への耐性: 比較的強い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 色の変化を楽しむために、適切な日照管理が必要。また、大きく成長するため、空間管理が重要。
2) ジョージ・バーンズ (George Burns)
和名: ジョージ・バーンズ
英名: George Burns
学名: Rosa ‘WEKroalt’
園芸種分類: [ F ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。適度な管理が必要。
- 花の色や形: 黄色地に赤やピンクのストライプが入る独特の色彩。カップ咲きから平咲きに変化。
- 香り: 中程度のフルーティーな香り。
- 病気や害虫への耐性: 平均的な耐性。定期的な予防が望ましい。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 適度な日照と風通しの良い場所で育てること。冬季は寒冷地では保護が必要。
3) トロピカルツイスト (Tropical Twist)
和名: トロピカルツイスト
英名: Tropical Twist
学名: Rosa ‘WEKsunomar’
園芸種分類: [ FL ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい。耐暑性があり、暖地での栽培に適している。
- 花の色や形: オレンジとピンクのグラデーションが特徴的な中輪花。花径は約7-8cm。
- 香り: 軽い香りがある。
- 病気や害虫への耐性: 一般的なバラの病気に対して中程度の耐性がある。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 適度な日照と水はけの良い土壌が必要。夏場の水やりに注意が必要。
4) Rosa Mundi (ローザ・ムンディ)
和名: ローザ・ムンディ
英名: Rosa Mundi
学名: Rosa gallica ‘Versicolor’
園芸種分類: [ OGR ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的容易。丈夫で育てやすい品種。
- 花の色や形: 白地にピンクや赤のストライプが入る独特の色彩。半八重咲きの花形。
- 香り: 強い甘い香り。古典的なオールドローズの香りを楽しめる。
- 病気や害虫への耐性: 高い耐病性と耐寒性を持つ。比較的病害虫に強い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 日当たりの良い場所で育てること。過度の水やりを避け、適度な剪定を行うこと。夏の高温多湿時には風通しに注意が必要。
青色の予感がするバラ 5品種
青色のバラは、園芸家の長年の夢でした。この項目では、青色に近い色彩を持つ5種のバラを紹介します。それぞれの特徴や栽培の難しさ、青色を追求する園芸技術の進歩などについても触れ、青いバラの魅力と挑戦を探ります。
1) ベビー・フォーロー (Baby Faurax)
和名: ベビー・フォーロー
英名: Baby Faurax
学名: Rosa ‘Baby Faurax’
園芸種分類: [ Min ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的容易。コンパクトで管理しやすい。
- 花の色や形: 淡いピンク色の小輪花、時に青みかかった紫色。花径は2-3cm程度。
- 香り: 軽い香りがある。
- 病気や害虫への耐性: 一般的なバラ病害には比較的強い。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 過湿を避け、風通しの良い場所で育てること。小型なので鉢植えにも適する。
2) ブルー・ムーン (Blue Moon)
和名: ブルー・ムーン
英名: Blue Moon
学名: Rosa ‘Blue Moon’
園芸種分類: [ HT ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 中程度。一般的なバラと同程度の管理が必要。
- 花の色や形: ラベンダー色の大輪花。花径は10-12cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: 平均的。定期的な管理が必要。
- 初心者が気をつけるべきポイント: 青色のバラは珍しいので、色を楽しむために適切な肥料管理が重要。
3) ブルー・バユー (Blue Bayou)
和名: ブルー・バユー
英名: Blue Bayou
学名: Rosa ‘Blue Bayou’
園芸種分類: [ HT ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 難しい。特殊な色のため、管理に注意が必要。
- 花の色や形: ラベンダーブルーの大輪花。花径は10-12cm。
- 香り: 強い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: やや弱い。定期的な管理が必要。
- 上級者向けのポイント: 青色を保つために、土壌のpH管理が重要。また、日光による色あせを防ぐため、半日陰での栽培が推奨される。
4) ブルー・フォー・ユー (Blue for You)
和名: ブルー・フォー・ユー
英名: Blue for You
学名: Rosa ‘Blue for You’
園芸種分類: [ F ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 難しい。特殊な色のため、管理に注意が必要。
- 花の色や形: ラベンダーブルーの中輪花。花径は7-9cm。
- 香り: 軽い甘い香り。
- 病気や害虫への耐性: やや弱い。定期的な管理が必要。
- 稀少性のポイント: 青色のバラは非常に珍しく、真の青色に近いとされる。色を保つために、適切な土壌管理と日照管理が重要。
5) フェルヘンブラウ (Veilchenblau)
和名: フェルヘンブラウ
英名: Veilchenblau
学名: Rosa ‘Veilchenblau’
園芸種分類: [ R ]
特徴・魅力・注意点:
- 育てやすさ: 比較的育てやすい
- 花の色や形: 紫がかった青色の小輪花。花径は約3-5cm
- 香り: 軽い香り
- 病気や害虫への耐性: 良好
- 初心者が気をつけるべきポイント: つるを誘引する支柱や棚が必要
まとめ
ガーデンローズの世界は、その多様性と奥深さゆえに、尽きることのない魅力に満ちています。155品種の特徴を概観し、さらに特定のカテゴリーごとにおすすめの品種を紹介することで、バラの持つ豊かな表情と可能性を探ってみました。芳香豊かな品種、一重咲きの素朴な美しさ、つるバラの壮大さ、バイカラーの斬新さ、そして青色を追求した品種の稀少性など、それぞれが独自の魅力を放っています。これらの魅力は、バラという植物の持つ驚くべき多様性と適応力がもたらしたものです。バラ栽培は、単なる園芸の一分野を超えて、自然の豊かさと人間の創造性が融合した芸術であり、科学でもあります。バラ目に関するその1からその6までの記事が、読者の皆様のバラへの理解を深め、さらなる探求と楽しみへの扉を開く一助となれば幸いです。
用語説明：
- 頂芽優勢: 植物の主茎の先端にある芽(頂芽)が側芽の成長を抑制する現象。これにより植物は上方向に伸びやすくなる。
- 一季咲き: 年に1回だけ開花する性質。多くのオールドローズに見られる特徴。
- 四季咲き: 年に複数回開花する性質。現代バラの多くがこの特徴を持つ。
- つるバラ: 長い枝を伸ばし、支柱や壁面を這い上がるように成長するバラの総称。
- ランブラー: つるバラの一種で、特に旺盛な成長を示し、小輪の花を多数咲かせるバラ。
- バイカラー: 1つの花に2色以上の色が混在するバラの総称。
- オールドローズ: 19世紀以前から存在する古典的なバラの品種群。
- モダンローズ: 20世紀以降に育種された現代的なバラの品種群。
販売
バラ苗 【ジュビリーセレブレーション】 (大苗裸苗) シュラブ 半つる性 返り咲き 大輪 ピンク系 イングリッシュローズ 強香
【バラ苗】 ブルームーン （HT) 国産苗 大苗 6号ポット 四季咲き 青紫色 強香 強健
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CLバラ バレリーナ 4寸 接木 2年生 苗 1鉢 はなみどり
フランソワジュランビル、つるバラ苗、ピンクの中輪房咲、日陰に強い、強健トゲ少なめ、 、土 抜き苗
つるバラ：フィリス バイド大苗[サーモンピンクの四季咲き種]
HTバラ ピース 4寸 接木 2年生 苗 1鉢 はなみどり
CLバラ ブルームーン 4寸 接木 2年生 苗 1鉢 はなみどり